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統合失調症

統合失調症は精神科の典型的な病気です。日本では100人に1人にみられます。
思考にまとまりがなくなり、行動や人間関係に影響が出てきます。聞こえないはずの声が聞こえたり、実際は起こっていないのに被害妄想が現れたりします。周りから見ると、独り言を言っている、話が支離滅裂だと感じます。本人は病気だと感じていないため、ご家族や周りの方から指摘されて受診されるケースが多いです。

統合失調症は早い段階で治療できれば、治ることもあります。周りから見て異常が感じられる場合は、早めに当院までご相談ください。

 

■統合失調症

統合失調症の特徴は思考障害です。脳の様々な働きをまとめることが難しくなり、論理的な思考ができなくなります。そのため、幻聴や妄想などの症状が現れることが多いです。

統合失調症の症状

統合失調症には、以前はなかったが突然現れる陽性症状と、以前あったものが失われる陰性症状があります。
以下の症状があれば、受診をお勧めします。

<陽性症状>

患者様本人が聞こえたり見えたりしていると訴えるものの、そのようなことが実際には起こっていない場合は、幻聴や妄想の可能性があります。幻聴や妄想は2週間以上続きます。

  • 幻聴
    「悪口を言われている」「人に笑われている」など、聞こえないはずの声が聞こえる。
  • 妄想
    「盗聴されている」「追跡されている」などの被害妄想がある。

<陰性症状>

感情がなくなり、何もできなくなったりします。

自分の世界に閉じこもったり、ずっと寝てばかりになってしまったりします。

原因

脳内のドーパミンが過剰になりすぎているのが原因ではないかと言われていますが、明らかな原因は分かっていません。

■統合失調症の治療

診察

問診と必要に応じて心理検査を行います。

治療

お薬の服用で治療をします。
早い段階で治療できれば、早くに回復される方もいらっしゃいます。基本的にはお薬を飲まないと再び具合が悪くなってしまいますので状態を安定させるためにも継続してお薬を服用いただくことが大切になります。

  • 持効性注射剤【エビリファイLAI】について
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    そのような場合には持効性注射剤をおすすめしています。
    1カ月に1回の注射で、4~5週間効果が持続します。お薬を飲む必要もなく飲み忘れの心配もありません。こちらの使用で状態悪化の頻度が減った方もいらっしゃいます。
    ご興味のある方はご相談ください。

■復職サポート

患者様の中には、統合失調症で仕事に行けなくなったためにクリニックを受診される方が多くいらっしゃいます。当院では、デイケアや作業所などの関係施設と連携して、復職の環境調整のお手伝いをさせていただきます。

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